「英語が苦手で話せない」「英語を話せないことがコンプレックス」など、英語への苦手意識を持っている方はいませんか。
英語が苦手という気持ちは、実は多くの日本人が悩みがちな感情です。中には「英語を勉強したのに、全く話せない」というコンプレックスを抱く方も少なくありません。
しかし一口に「英語が話せない」と言っても原因はさまざまであり、まずは自分が英語を話せない原因を知ることが大切です。
本記事は、なぜ英語が話せないかという原因を明確にするとともに原因別におすすめの勉強法を紹介します。
この記事を通して少しでも英語への苦手意識を克服し、英語力をアップさせるきっかけにしてみて下さい。
英語を勉強する前に「話せない」原因を明確にすることが大事
「英語が話せない」「苦手意識がある」という方は、自分がなぜ英語が苦手なのかを考えたことがありますか。多くの方は原因を明確にすることなく、英会話スクールやオンライン英会話に通うなど勉強法を探します。
しかし英語が話せない原因は人それぞれ違うため、自分に合わない勉強法を試しても話せるようになるとは限りません。むしろ自分に合わない方法で勉強をスタートしてしまうと、大事な時間とお金を無駄にするだけです。
そうならないためにも、まず「自分はなぜ英語が苦手なのか」という原因を明らかにしましょう。その上で適切な英会話の勉強法を実践すれば、効率よく英語力を伸ばすことが期待できます。
英語が話せない方の中には、1つではなくいくつかの原因が混じっているケースもあります。
次章で英語が苦手な8つの原因を解説するので、自分がどのパターンに当てはまっているかチェックしてみて下さい。
英語が話せない人に共通する8つの原因とは?原因別おすすめの勉強法を紹介
ではなぜ英語を話せないのか、その原因について見ていきましょう。
英語が話せない人に共通する8つのパターンと、原因ごとにおすすめの勉強法を紹介します。自分がどの項目に当てはまるのか、ぜひチェックしてみて下さい。
英語が話せない原因①英語への苦手意識がある
英語が話せない原因の1つに、英語への苦手意識が挙げられます。
「英語を話すのが怖い」「外国人と話すのが緊張する」など、英語への苦手意識を持っている方も多いのではないでしょうか。
学生時代に英語は勉強しているものの、実際に英語を話す機会が少ない方も多く慣れないことが原因の1つとも言えるでしょう。
また英語は頑張って勉強するものという意識が強いために、知らないうちに英語を敬遠してしまうことも少なくありません。
この場合、英語に対する漠然とした苦手意識を払拭することが大切。英語へのコンプレックスや不安、恐れなど心理的な壁を取り除き、英語によいイメージを持つことが必要です。
「英語への苦手意識がある」方におすすめの勉強法は「勉強以外」の方法で英語に触れる
英語への苦手意識が強い方の中には、「英語=勉強」というイメージを持っている方も多いでしょう。
まず英語へのよくないイメージを取り除くために、英語は楽しいものだという意識に変えることが大事です。
そのためには、勉強以外の方法で英語に触れることがおすすめです。例えば下記のようなことが挙げられます。
- 洋画を観る
- 好きな洋楽を聴く
- 英語ニュースを視聴する
- 子供向けの英語アニメを見る
このように机に向かって勉強するのではなく、身近な方法で英語に触れる時間を作ることから始めましょう。
最近ではスマホで手軽に取り組める英語アプリが多くあります。
単語や文法を学べるものから英会話まで、種類もさまざま。 ゲーム感覚で英語を習得できるタイプもあるので、楽しみながら英語を学びたい方にぴったりです。
英語が話せない原因②基本的な単語・文法力が不足している
英語が話せない方の中には、基本的な単語力や文法力が不足しているというケースもあるでしょう。
英語が話せるようになるには、そもそも単語やフレーズを組み合わせる必要があります。
しかし十分な単語力がない場合、「この言葉は英語で何て言うのだろう?」などつまずくケースも少なくありません。
とはいっても英会話に必要な語彙力は高度なものではなく、中学校で習った基礎レベルでも十分です。
ビジネスの専門用語などでなければ、日常会話のほとんどは中学レベルの簡単な単語・文法から成り立つと言ってよいでしょう。
「単語・文法力が不足している」方におすすめの勉強法は「中学レベルの参考書」で学び直す
単語や文法を学びたい方には、中学校レベルの参考書がおすすめです。どの種類でも構いませんので、自分が気に入った英語の参考書を1冊購入して最初から最後まで学習しましょう。
ここで注意してほしいのは、何冊も購入するのではなく1冊に限定することです。たくさん購入するとどの教材も中途半端になりやすいので、まずは1冊を網羅することが大切です。
単語を覚える際は文法や例文と一緒に覚えるようにすると、より記憶に残りやすいのでおすすめです。また単語力が不足しているという方は、自分が苦手な単語を単語帳にまとめておく方法もよいでしょう。
参考書を1冊終えた場合は少しレベルアップした別のものを取り入れるなど、無理のない範囲でステップアップしてみて下さい。
英語が話せない原因③発音がよくない
英語が話せない原因の3つ目は、発音がよくないということです。そもそも英語と日本語では音の使い方や抑揚が異なるため、日本人が発音しても伝わらないことが多くあります。
いわゆる「カタカタ英語」になっているため、外国人からしたら「何を言っているの?」と聞き取れないことも。
特に日本で暮らしていると英語に触れる機会が少ないため、独特のテンポやイントネーションに苦手意識が生まれやすいと言えます。
しかし英語を第二外国語として学ぶ外国人たちは、日本人と同じ悩みを抱えながら英語を習得します。
ということは正しい発音を身に着けることは不可能ではないので、勉強法によっては十分きれいな英語発音を身に着けられるでしょう。
「発音がよくない」方におすすめの勉強法は「発音記号」を学ぶ+「シャドーイング」する
正しい発音を身に着けるためには、まず発音記号を学ぶことが大事です。発音記号とは、英語の発音を忠実に表記するために記号化したものです。
英語の発音は母音と子音などを合わせると600個以上にもなると言われており、1つずつ覚えるのは容易ではありません。
しかし発音記号さえ知っていれば正しい発音が分かるため、自然に聞き取りやすいイントネーションに変化するでしょう。発音記号を学んだあとは、「シャドーイング」学習がおすすめです。
- 英語音声を聞いて復唱する勉強法
- 流れている音声を追いかけるように発音する
シャドーイング学習では「聞く」「話す」を同時に行うことで、正しいリズムやイントネーションが身に着きやすくなります。
正しい発音を身に着けるとともに英語を聞く力も養えるため、近年注目されている勉強法でもあります。
初心者の場合はテキストを見ながらシャドーイングを学習すると、より頭に入りやすいでしょう。独学でシャドーイングできるアプリなどもリリースされているので、ぜひ試してみて下さい。
英語が話せない原因④相手の英語が聞き取れない
英語が話せない4つ目の原因は、相手の英語が聞き取れないということです。特に日常生活で英語に触れる機会が少ない方にとって、外国人のスピーディな英語を聞き取るのは難しいですよね。
英語には単語の発音だけでなく、連続すると音が変化するなど独特のルールがあります。この発音ルールを理解していないと、たとえ語彙力があっても「何を言っているのか分からない」状態に陥るでしょう。
そもそも英語を聞き取れないと英会話は成立しないので、まずはリスニング力を鍛えることが大切です。
外国人の流暢な英語を聞き取るためにも、次の勉強法がおすすめです。
「相手の英語が聞き取れない」方におすすめの勉強法は「ディクテーション力」をつける
相手の英語を聞き取る「リスニング力」を鍛えるには、「ディクテーション」がおすすめです。
ディクテーションとは英語の音声を聞いて、文字として書き起こすという勉強法です。
- リスニング力がメキメキ鍛えられる
- 知らない単語・文法を覚えられる
- ネイティブの発音が身に着く
ディクテーションでは自分が聞き取れない部分が明らかになるため、リスニング力を鍛えるにはぴったりです。
最初は早いスピードで聞き取れないかも知れませんが、繰り返し聞くことでどんどん耳が鍛えられるでしょう。
ディクテーションには全部書き取る方法と、部分的に穴埋めする方法があります。まずは穴埋めからスタートして慣れたら全部書き取るなど、徐々にステップアップするのがおすすめですよ。
英語が話せない原因⑤思ったことを英語で話せない
英語を話せない方の中には、「思ったことを英語で表現できない」という方も多いのではないでしょうか。
日本人の多くは学校教育で習ったような文法にこだわりすぎることが多く、いわば文法中心主義の傾向が強いでしょう。
そのため正しい英語で話そうとする意識が強く、頭の中で英語に変換するのに時間がかかってしまうことに。
その結果、思ったことをとっさに英語で表現できないというトラウマに陥ってしまうのかも知れません。英語を話せるようにするためには、アウトプットする力を鍛える必要があります。
英語を話す練習に取り組むなど、実践的な練習を重ねることで徐々に話すことに慣れていくでしょう。
「思ったことを英語で話せない」方におすすめの勉強法は「英作文を作る」トレーニングする
思ったことを英語で表現するためにおすすめなのが、「英作文を作る」方法です。日常生活の出来事や自分が思ったことを英作文に直す勉強法ですが、意外に難しいと感じるかも知れません。
最初は単語や文法を並べるだけの人でも、このトレーニングを続けることで瞬間的に英語に直せるようになるでしょう。
とはいっても、何を英作文にしたらいいか分からないという方もいるでしょう。そんな時は自分の思っていることをそのまま英文に直してみて下さい。
例えば、「お腹空いた」(=I’m hungry.)「眠いなあ」(=I’m sleepy.)など、その時の感情をそのまま英語にしてみましょう。
この勉強を続けていれば、自然に英語で表現する力がついていくでしょう。最初は1文からスタートして、徐々に長文を作ってみるのもおすすめです。
この勉強法はスキマ時間でいつでもできるので、ぜひ毎日の習慣にしてみて下さい。
英語が話せない原因⑥英語を日本語に翻訳してしまう
英語が話せない原因には、「英語を日本語に翻訳してしまう」ということもあります。「間違えたくない」「正しい英語を話したい」という思いが強い方は、特にこの傾向が強い可能性があります。
また高校や大学で英語を懸命に勉強した方は、英語を翻訳する癖がついているのかも知れません。
しかし英語を日本語に訳す癖がついていると、瞬時に答えたりスピーディな英会話についていけなくなることも。
リスニングやスピーキングなど実践的な英語力をアップさせるためには、翻訳する癖を直す必要があります。
「英語を日本語に翻訳してしまう」方におすすめの勉強法は「英語脳」を鍛える
英語を日本語に翻訳してしまう方には、「英語脳」を鍛える方法がおすすめです。
英語脳とは英語のまま考える力のことであり、日本語を介さずに英語を理解するという特徴があります。
具体的にどうやって英語脳を鍛えるかというと、例えば簡単な英語の音源をたくさん聞く方法がおすすめ。
- 自分が理解できる内容の英文を聞く
- 英語のままストーリーを捉える
- 分からない部分のみ聞き直す
ポイントは、「英語のままストーリーをつかむ」ということです。これは簡単な参考書でも実践できるので、ぜひ試してみて下さい。
また先ほど紹介した「シャドーイング」や「ディクテーション」でも英語脳を鍛えることが可能です。
- 「シャドーイング」⇒英語音声を聞いて復唱する勉強法
- 「ディクテーション」⇒英語音声を聞いて書き起こす勉強法
2つの勉強法を取り入れることで、自然に英語脳が鍛えられるでしょう。またスマホやPCの言語設定を「日本語」から「英語」にする方法もおすすめです。
スマホやPCは日常的に触れることが多いので、英語に触れる機会が増えて英語脳を鍛えるきっかけになりますよ。
英語が話せない原因⑦英会話が続かない
英語が話せない7つめの原因は、英会話が続かないということです。
「話す内容が思いつかない」「英語でどう返していいか分からない」など、英会話で苦労している方は意外に多いかも知れません。
これは英語力が足りないだけでなく、会話のコミュニケーションが苦手ということに原因があります。
この場合は、下記の2パターンが考えられます。
- 日本語でも話す内容が思いつかないケース
- 言いたいことを英語にできないケース
「①日本語でも話す内容が思いつかないケース」では、そもそものコミュニケーションが苦手という方も多いでしょう。
この場合は英語力よりも、まずは日本語でのコミュニケーション力を鍛えることが大切です。
「②言いたいことを英語にできないケース」では、日本語での会話と同じように英語での会話に慣れる必要があります。
どちらに関しても英会話を続けるトレーニングが必要なので、次に紹介する方法を参考にしてみて下さい。
「英会話が続かない」方におすすめの勉強法は「オンライン英会話」で会話力をつける
英会話が続かない方におすすめなのが、「オンライン英会話」のレッスンを受ける方法です。オンライン英会話には、いつでも場所を問わずレッスンが受けられるというメリットがあります。
好きな国籍の講師を選択できる上に、自分のレベルに合ったレッスンが受けられるので英語力アップにおすすめ。
英会話が続かない人は、講師とフリートークするなど会話力を鍛えることも可能です。オンライン英会話では無料体験レッスンが受けられるところも多いので、ぜひトライしてみて下さい。
また会話が苦手な人におすすめなのが、「5W1H」を使った質問です。
- What=「何」
- Where=「どこ」
- Who=「誰」
- Why=「なぜ」
- Which=「どちら」
- How=「どうして」
会話が止まってしまいそうな時に、5W1Hを使って相手に質問するのがおすすめです。
これらの疑問詞を頭に入れておくと、会話のバリエーションがどんどん広がるでしょう。
質問することで「相手に興味を持っている」という良い印象も与えられるので、ぜひやってみて下さい。
英語が話せない原因⑧英語へのモチベーションが低い
英語が話せない原因は、そもそも「英語へのモチベーションが低い」ということもあります。
というのも日本人の中には「英語を話すもの」というよりも、「英語は受験で使うもの」というイメージを持っている方も少なくありません。
「英語=勉強」というイメージを抱いているために、学習への意欲が湧かないことが原因というケースもあります。
この場合、まずは英語へのモチベーションを上げることから始めましょう。「英語を話せたらこんな楽しいことが待っている」など、英語へのポジティブな感情を持つことが大切。
そのためには、英語が楽しいと思えるような勉強法を取り入れるのがおすすめです。
「英語へのモチベーションが低い」方におすすめの勉強法は「英語カフェ」に行ってみる
英語へのモチベーションが低い方におすすめなのが、「英会話カフェ」に行ってみる方法です。勉強法というよりも英語を好きになるきっかけとして試してほしいのですが、好きな時に英会話カフェへ行ってみて下さい。
英会話カフェは利用料のみで参加できる上に、その場にいるメンバーで英会話できるなどメリットが多くあります。
アットホームでカジュアルな雰囲気なので、英会話を始めるきっかけとしてもよいでしょう。中にはネイティブスピーカーも利用しているため、本格的な発音から学ぶこともできます。
空いた時間で気軽にお茶するイメージなので、気になる方はぜひ参加してみましょう。
また「英語ゲーム」をやってみる方法もおすすめ。スマホやPCの英語ゲームには楽しく英語が身に着くアプリがたくさんあり、楽しみながら英語を学べます。
勉強は苦手でもゲームなら集中できるという方も多いはず。英語ゲームではクイズ形式など楽しいゲームで英単語やフレーズを覚えられるので、効率よく英語力アップが目指せるでしょう。
英語へのモチベーションを上げるためにも、まずは楽しい勉強法を取り入れるのがおすすめですよ。
英語が苦手な人でも効率よく英語力を高めるコツ
英語を話せるようになりたい方は、やはりコツコツと勉強を続けることが一番です。
しかし、できれば早く上達して英語を話せるようになりたいという方も多いですよね。
英語が苦手な方でも効率よく英語力アップを目指すための、5つのコツを見ていきましょう。
英語の具体的な目標を立てる
英語が苦手な方は、勉強に取り組む上でまず目標を設定するのがおすすめです。英語に限らずですが、何かを始めるときははじめに目標を立てることが大切。
というのも目標というゴールを作っておかないと、やる気が続かなくなって挫折しやすくなるからです。
具体的な目標を設定した方が、それに近づいていく達成感を味わえるのでモチベーションを維持しやすくなるでしょう。
とは言っても、最初からハードルの高い目標を設定するのはおすすめできません。どちらかというと、少し頑張れば達成できそうな小さな目標を作るのがおすすめ。
- 英語の参考書を1冊終える
- 英語で挨拶を言えるようにする
など、小さな目標をたくさん作るとよいでしょう。
目標をクリアするという成功体験を積み重ねることで、英語への苦手意識を克服することにもつながりますよ。
英語へのモチベーションを高める
英語が苦手な方の中には、「英語が楽しくない」「モチベーションが上がらない」という方も多いはず。
英語を効率よく学習する上で大切なのは、英語へのモチベーションを高めることです。
上でお伝えしたように目標設定する方法もありますが、それ以外にもモチベーションを高める方法はたくさんあります。
- 海外旅行の情報を調べる
- 英語が話せる自分をイメージする
- SNSで英語仲間を見つける
- 目標達成した後のご褒美を作る
- 楽しみながら勉強する
「英語学習を1ヶ月継続できたら、美味しいご飯を食べに行く」など、具体的な目標を決めるのがおすすめ。
とにかく英語が楽しいと思えるような方法を見つけて、自分のモチベーションをコントロールすることが大事です。
ポジティブな気持ちで英語に向き合った方が英語力は伸びやすくなりますし、充実した時間を過ごせるでしょう。
英語の恥ずかしさを捨てる
英語が苦手という方の中には、「間違えることは恥ずかしい」という気持ちを抱いている方もいるのではないでしょうか。
しかしそのネガティブな気持ちがある限り、効率よく英語を身に着けるのは難しいと言えます。
失敗を恐れていては上達が望めませんし、むしろ「どんどん間違えて覚えるぞ」というポジティブな気持ちが大切です。
英語を勉強する際は、間違えることを恐れずに覚えた表現を積極的に使うようにしましょう。
「間違えたら変な目で見られるのではないか」というネガティブな感情を一切捨てることで、より英語が身に着きやすくなりますよ。
英語でアウトプットする力を鍛える
英語のスキルを上げる上で大切なのは、「アウトプットする力」を鍛えることです。単語や文法などを懸命に覚えたところで、実際に使えなければ全く意味がありません。
わざわざ覚えた単語が相手に伝わらなければ、何のために勉強したのか分かりませんよね。
実践を重ねることが英語力アップにつながるので、アウトプットする学習を取り入れるのがおすすめ。
そのためには基本学習であるインプット力を鍛えると同時に、手軽にアウトプットする方法も知っておきましょう。
- オンライン英会話へ登録する
- 英会話カフェに行ってみる
- AIと英会話する
など自分以外の人を相手にしながら、どんどんアウトプットする力を養いましょう。
アウトプット学習では、恥ずかしがらずに積極的にコミュニケーションをとることが大切です。
英語学習を習慣にする
英語を話せるようになりたいのであれば、毎日少しでも英語学習するのがおすすめです。1日10分でも20分でも自分のやれる範囲で、英語学習に取り組む習慣をつけましょう。
忙しくてなかなか勉強できないという方でも、1日10分なら時間を確保しやすいはずです。とにかく英語は毎日勉強することで、少しずつ英語力アップを目指せる積みかさねが大切です。
そのためには通勤時間や寝る前など、英語の勉強を毎日のルーティンに入れてしまいましょう。
平日は1日10分勉強して週末にじっくりやる、などメリハリを付けて勉強するのもおすすめですよ。
英語への苦手意識克服におすすめ!楽しく学べる英語アプリ3選
英語が苦手という方におすすめなのが、「英語アプリ」です。
英語アプリはダウンロードするだけで手軽に英語学習できる上に、ゲーム感覚で楽しめるものもたくさんあります。
筆者が今まで試した中で、特に楽しくて使いやすいおすすめの英語アプリを3つ紹介します。
「英語物語」はゲームの世界に浸れるおすすめの英語アプリ
「英語物語」は、RPGゲームを楽しみながら英語が学べるおすすめの英会話アプリです。
クイズ形式で英語の問題を解く形式となっており、同時に敵を倒してアイテムをゲットするなどゲーム性が強い点が特徴。
「英語が苦手」「勉強したくない」という方にこそ、ぜひ一度は試してほしいアプリの1つです。
英語物語の基本情報
公式サイト | https://eigomonogatari.com/ |
---|---|
評価 | App Store:★★★★★4.7 Google Play:★★★★★4.6 |
対応OS | iOS:〇 Android:〇 |
無料プラン | 〇(基本無料) |
有料プラン | 英語物語アシスト:¥300/月 英語物語プラス:¥1,000/月 英語物語スタンダード:¥1,900/月 英語物語プレミアム:¥4,900/月 |
英語が苦手な方に「英語物語」をおすすめする理由
「英語物語」の最大の特徴は、リアルなゲームのようにストーリー性があり没頭できることです。
オリジナルキャラとともに日本全国を旅しながら、敵を倒していくというストーリーであり、ナレーションは全て英語です。
クイズの内容は「単語」「文法」「会話」などから選択できるので、自分の伸ばしたい部分を強化するのにぴったり。
間違えた問題を復習するモードなどもあるため、ゲームを楽しみながらも英語の定着が図れるでしょう。
会話の中では観光名所やご当地ネタが豊富に出てくるので、英語でも頭に入りやすくておすすめです。英語物語は有料版もありますが、無料版でも十分楽しめる点もポイント。
通勤時間や空いた時間を使ってのスキマ学習にもぴったりなので、ぜひ気軽にダウンロードしてみて下さい。
「mikan」はクイズ形式で単語を覚えられる英語アプリ
「mikan」は、700万ダウンロードを突破した人気のおすすめ英会話アプリです。
約10万語の単語を収録しており、単語〜リスニングまで幅広く学習できるのが特徴です。
このアプリは全ての人が楽しみながら英語学習することを目的に作られているので、英語が苦手な方にぴったりですよ。
mikanの基本情報
公式サイト | https://mikan.link/beret |
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評価 | App Store:★★★★★4.8 Google Play:★★★★★4.5 |
対応OS | iOS:〇 Android:〇 |
無料プラン | 〇(一部無料) |
有料プラン | ライト:¥1,000/月 ライト:¥7,200/1年 プレミアム:¥1,800/月 |
英語が苦手な方に「mikan」をおすすめする理由
「mikan」は単語やリスニングなどのインプット力を鍛えられる英語アプリです。4択の中から正しい単語を選ぶクイズ式となっており、英単語をゲーム感覚で学べる点がメリット。
日常英会話だけでなくTOEICなどの試験対策もできるため、幅広い目的に対応したアプリだと言えます。
正解するごとに「〇問連続正解」などモチベーションを上げる工夫があり、飽きずに英語学習が続けられるでしょう。
mikanでは可愛らしいキャラクターがサポートしてくれるので、勉強というよりゲームアプリをこなしている感覚になれます。
アプリもすぐに開けて使いやすいため、スキマ時間でちょっと英語学習したい方にもおすすめ。機能はシンプルながら単語クイズや発音、リスニングがマスターできるなど、使い道はさまざまです。
無料プランでも100冊以上の教材が使い放題となっており、自分に合ったテキストで英語が学べるでしょう。mikanはユーザーの満足度も高いので、気になる方はぜひダウンロードしてみて下さい。
「Duolingo」はゲーム感覚で学習できる初心者向けの英語アプリ
「Duolingo」は、英語初心者の方におすすめの英会話アプリです。
学習レベルを選びRPGのようにゲーム感覚で英語の基礎を学べるので、ストレスなく勉強したい方にぴったり。
英語以外にもフランス語やスペイン語など約20ヶ国語が無料となっており、かなりコスパの高いアプリと言えるでしょう。
Duolingoの基本情報
公式サイト | https://ja.duolingo.com/ |
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評価 | App Store:★★★★★4.5 Google Play:★★★★★4.7 |
対応OS | iOS:〇 Android:〇 |
無料プラン | 〇(基本無料) |
有料プラン | 有料版:¥1,100/月~ |
英語が苦手な方に「Duolingo」をおすすめする理由
「Duolingo」は、アメリカの大学教授と学生が共同開発した英語学習アプリです。無料版であれば全ての機能が完全無料となっており、課金が必要な要素は一切ありません。
アプリをダウンロードするだけで全ての機能が使い放題なので、ストレスなく英語学習ができるでしょう。
最初に英語テストを受けることで、AIが最も適切なレベルの学習プランを作成します。RPGのように1つクリアすると次のステージが解放されるので、英語学習へのモチベーションも上がりやすいでしょう。
かわいいキャラクターと鮮やかなデザインが特徴となっており、アプリを開くだけで楽しい気持ちになれるかも知れません。
全国のユーザーと順位を競うモードなども用意されているので、英語が苦手な方でもやりがいを感じやすい点が◎。
単語や文法だけでなくスピーキングのクイズも多いため、アウトプット力も鍛えられるでしょう。
Duolingoは「まずは中学レベルの英語をマスターしたい」など、どちらかと言えば初心者向けの英語アプリです。幅広い層に人気のアプリなので、「英語の苦手を克服したい」という方はぜひダウンロードしてみて下さい。
これはNG!英語が苦手な人にありがちな注意点
「英語が話せない」「英語への苦手意識がある」という方は、間違った方法で勉強している可能性があります。
英語学習で挫折しないためにも、次の5つの注意点を知っておくことをおすすめします。
最初から完璧を目指す
英語学習を始めるにあたって、最初から完璧を目指そうとするのは間違いです。
例えば「単語や文法を完璧にマスターしたい」「毎日1時間机に向かう」など、いきなりハードルを上げるのはよくありません。
それよりも「多少間違っても言いたいことを英語で伝えてみたい」くらいの方が、気が楽になるでしょう。最初からネイティブスピーカーのように話すのは難しいですし、まずはコミュニケーションをとることが大切です。
文法に関しても最初から完璧に覚えようとせずに、勉強する上で徐々に覚えていけばいいのではないでしょうか。
ちなみに英語を習得するまでに、約2,000〜3,000時間の学習が必要と言われています。たとえば2,000時間勉強するとしても、約5.5年の月日が必要という計算になります。
そう考えると英語を習得するには、コツコツ地道な努力が大事ということですね。
英語学習では完璧を目指すよりも、途中で挫折しないためにモチベーションを維持することの方が大切だと言えるでしょう。
自分の英語レベルを分かっていない
英語が苦手な方にありがちなのは、自分のレベルに合っていない教材を選んでしまうということです。
例えば日常英会話の基礎ができていないのに、いきなりビジネス英語を勉強してもレベルが高すぎて理解できません。
そうなると英語の学習がさらに苦手になるだけですし、モチベーションの低下につながることも。
それよりも自分に合った教材で学んだ方が、英語が身に着きやすいので英語力もアップしやすいでしょう。
そのためにまずは、自分の英語レベルを把握することが大切です。オンライン英会話や英語アプリなどでは、英語レベルを診断できるサービスもあるのでぜひ利用してみて下さい。
英語のインプット学習だけに頼るのはNG
英語ができない方にありがちなのは、インプット学習ばかりしてしまうということです。参考書や単語の勉強はもちろん大切ですが、それだけでは本当の使える英語は学べません。
インプット学習とともに、アウトプット学習もバランスよく取り入れることが必要です。アウトプット学習では今まで得た知識をどんどん練習することで、さらなる英語の定着を図れるでしょう。
またアウトプットすることで正しい発音やイントネーションが身に着き、英会話力がどんどん鍛えられるのでおすすめです。
参考書での学習+オンライン英会話をするなど、バランスよくインプットとアウトプットを繰り返すことが大切です。
英語を学ぶ目標がない
「英語が話せない」「英語が苦手だ」という方の中には、何も目標を立てずにひたすら勉強している方もいるのではないでしょうか。
英語学習に限らず何を始める時も、目標設定は大切なことです。目標を立てずに英語学習を始めると、ちょっと辛いことがあるだけで挫折してしまうかも知れません。
目標を作ることで英語学習へのモチベーションを維持しやすくなり、メリハリを付けて勉強できるようになるでしょう。
自分はなぜ英語を勉強したいのか、どうなりたいのかなど、まずは目標を立てることが大切です。
英語学習を楽しめない
英語が話せない方に共通しているのは、「英語がつまらない」という意識を持ってしまっていることです。「英語=勉強」というイメージが強いために、英語を辛いものとして捉えてしまっている方も少なくありません。
ひどい場合だと英語への拒否反応があるために、いくら勉強しても頭に入ってこないというケースもあります。
まずは英語が難しい勉強であるという、よくないイメージを払拭することが大事です。
「英語は楽しい」「楽しくコミュニケーションをとるためのツール」など、自分の中で英語を楽しいものだと脳内変換しましょう。
英語学習に関しては地道に単語や文法を覚えることも大事ですが、楽しい勉強法を見つけるのがポイントです。例えば英語アプリやゲームなど、「楽しい」と思える勉強法を取り入れると長続きしやすいですよ。
英語が話せない原因を明確にして苦手を克服しよう
今回は英語が話せない人に共通する8つの原因をお伝えしました。
- 英語への苦手意識がある
- 単語・文法力が不足している
- 発音がよくない
- 英語が聞き取れない
- 思ったことを英語で話せない
- 英語を日本語に翻訳してしまう
- 英会話が続かない
- 英語へのモチベーションが低い
英語が苦手な原因は人それぞれなので、自分のパターンに合った勉強法を実践することが大事です。
まずは英語の苦手意識を払拭するためにも、YouTubeや洋楽など楽しめる方法で英語に触れてみましょう。
最初から英語をペラペラ話せる人はいないので、クリアできそうな目標を立ててモチベーションアップするのがおすすめです。
紹介したおすすめの方法を参考にしながら、自分に合った勉強法を探してみて下さい。毎日コツコツと英語学習を積み重ねながら、英語への苦手意識を克服して少しずつ英語力アップを目指しましょう♪