日本インドネシア、PVに登場した人々
~国交樹立60周年ビデオリレー~
『旅の指さし会話帳 インドネシア』著者の武部洋子です。
先日、指さし編集部から、私も登場したPVの紹介の記事を公開してもらいました。
日本とインドネシアは国交樹立60周年
日本とインドネシアは、1958年に日・インドネシア平和条約に署名し、国交を樹立しました。それから60周年ということで、今年はさまざまな記念行事が行われています。
9月8日、9日には、記念音楽祭が行われ、AKB48、JKT48、Kiroro、スキマスイッチといったアーティストが参加しました。
そういった国を挙げての大イベントも多いこの1年ですが、日本とインドネシアの交流に関わりつづけている人たちの間で、何か記念になることができないかという声が上がり、出来上がったのがPV、「君の言葉で歌いたい」です。
インドネシアが大好きな老若男女の集まりや、ボランティアのサークル、インドネシアで運営されている日本企業の音楽教室、芸能人に駐在員夫人グループ、サッカー選手、航空会社と、本当に様々な人たち、300人のビデオリレーという形をとったこのPV。インドネシアにかかわる日本人、日本にかかわるインドネシア人、たくさんの人が登場しています。
その方々を少しだけ紹介しましょう。
AKB48からJKT48へ。仲川遙香さん
日イ国交60周年記念事業の親善大使の仲川遙香さんは2012年にAKB48からJKT48に移籍しました。そして、JKT48を卒業した今もインドネシアの芸能界で大活躍しています。
バラエティ番組でのインドネシア語のやりとりもお手の物。いまやインドネシアで一番有名な日本人です。バラエティ番組の動画があったので紹介しておきます。うわ、インドネシア語こんなに話せるんだ、と驚く方も多いはずです。
シンガーソングライターの加藤ひろあきさん
仲川さんと肩を並べる有名人がシンガーソングライターの加藤ひろあきさん。2017年にソロアルバムを発表しているほか、先日閉会されたアジア大会ではオフィシャルソングの日本語版をうたっています。
日イ国交60周年記念事業の親善大使を務めているインドネシアの国民的歌手トゥルスと、加藤さんがコラボした動画も紹介しておきましょう。トゥルスの歌詞もよいですが、それを日本語に訳した加藤さんもすばらしいです。
サッカー選手の松永祥兵さん
松永祥兵さんは、ドイツのシャルケや日本の愛媛FCを経て、2011年からインドネシアのリーグで活躍されています。現在は北スマトラのPSMSメダンに所属、日イ国交60周年記念事業の親善大使も務めています。
下の動画は、インドネシアのリーグ戦で試合終了間際にロングシュートを決めたものですが、チームで信頼を集める存在であることや、インドネシアの熱い観客の中で日々戦っていることが伝わると思います。
バティックを作る賀集由美子さん
インドネシアのろうけつ染めがバティック。その有名な産地の一つとして挙げられるのが西ジャワの街チレボンです。この街でバティック工房「スタジオ・パチェ」を開き、手描きバティックを作っているのが賀集由美子さん。伝統を引き継ぎつつ、オリジナルのペンギンキャラ「ペン子ちゃん」シリーズの小物も大人気。
インドネシアからもたくさんの方たちが参加
アカペラグループのジャマイカ・カフェ、人気バンドten2fiveボーカルのイメル、JKT48など、インドネシアのアーティストも参加しています。
それぞれ、動画を紹介しておきましょう。
●ジャマイカ・カフェ(超絶アカペラ)
●ten2five
●JKT48(恋するフォーチュンクッキー)
日本語で演じるインドネシア学生の劇団、en塾
en塾は、日本語を勉強したインドネシアの若者たちが日本語でミュージカルをする劇団。脚本からすべてオリジナルの演目を毎年発表しています。今回の曲は、広島のインディーズバンドDenebとen塾の協力によって作られました。
私、武部洋子も登場しました
そんなそうそうたるメンバーの中、ソロで参加させていただき、武部は非常に恐縮しております。ビデオ撮影は、勤め先のオフィスの裏通りで行われました。いつも食べているパダン料理屋の前です。ちゃっかり指さしを持って宣伝しております。
自分自身、インドネシア語を始めてから30周年、『旅の指さし会話帳 インドネシア』を出して20周年と節目の年となっていますので、とてもいい記念になりました。