『指さしJAPAN』増刷でここが変わった!
指さし会話帳編集部です。
『旅の指さし会話帳・JAPAN』の増刷がかかり、2018年5月に第55刷となりました。
2001年9月の第1刷から17年間で、いろいろな項目に変更が加えられているのですが、今回は、最近の増刷の際の変更項目をご紹介してみましょう。
1)第55刷では食べ物関連を見直し!
著者の榎本年弥さんは『食べる指さし会話帳JAPANESE FOOD』の著者でもあり、料理の写真を長年にわたり撮りためています。
第55刷の増刷にあたり、写真を差し替えるとともに、掲載する料理も一部見直しました。
上の写真部分では、牛丼、天丼、うな丼の写真を更新しました。
また、鉄火丼を海鮮丼に変更しました。
今、日本に来る外国人の間でも「海鮮丼」という言葉はかなり有名になったので、そのことへの対応です。
2)第55刷の差し替え箇所、その2
同じように「サザエのつぼ焼き」を「豆腐料理」に変更しました。
こういった微妙なトレンドの変化を、著者の榎本年弥さんが追いかけ続けてくれているので、増刷の際に少しずつ更新できるのです。
3)近年の変更箇所〜「家」ページ〜
『旅の指さし会話帳』には、ほとんどのタイトルに「家」ページが入っています。
『指さしJAPAN』にも「家」ページはあるのですが、第1刷の時に描かれた絵は、少しずつ古くなっていきました。そこで2017年6月第54刷で更新されました。
瓶ビールは缶チューハイになり、子供のゲーム、携帯電話なども変更となりました。
今となっては、第53刷まで掲載されていた絵は、どこか懐かしさを感じます。2001年当時はこれがリアルな日本だったのですね!
4)表紙もマイナーチェンジしている!
表紙も少しずつリニューアルしています。
2014年の第50刷で、これまでの新幹線イラストを富士山に変更しました。
新幹線の絵が古くなってしまったこと、新幹線の種類が全国で非常に多くなり、どれか一つを選ぶのが難しくなったこと、一方で日本の観光地として富士山の知名度はますます人気となっていること、などを受けての変更でした。
第55刷でも、赤い丸の中の料理の写真を更新していますよ。
指さし会話帳は、長い期間、読者の皆さんにお使いいただいている商品ですので、こういった細かな変更をほどこしつづけています。
今後20周年サイトの中で、著者の榎本年弥さんにも刊行時の苦労話や思い出などを書いていただこうと思います。お楽しみに!!