ラオスは今日も酒日和
『旅の指さし会話帳 ラオス』の著者、亀田正人です。
●平日の金曜日は軽くビール
6月の末、雨季の晴れ間のビエンチャン。
仕事帰りにメコン河畔で、お疲れ様ビールを楽しんでいるとボートレースの練習をしていました。
10月頃になると、毎週日曜日にメコン川上流・下流の各村でボートレースが行われます。
そしてオークパンサー(出安居:仏教行事で今年は10月24日)の翌日は、ビエンチャンのボートレースの日。メコン川は出店で大変な人出となります。
何ヶ月も前から練習し続ける努力が、晴れの舞台で実を結ぶのです!
栄光・栄誉を目指して頑張れ!
こちらはビール!
良い心地で河を渡る風に吹かれてのんびりしていると、丁度好い加減に残照で色付いた雲が出現! 川面に映ってました。
●秘伝の漬け込み酒
日曜日は郊外のお友達の家で酒盛り、メンバーの中にはラオス一の優良企業ビアラオ(Beerlao=ラオスビール)の従業員がいましたが、飲んでいるのは各家庭で連綿と伝わる? “一子相伝”、秘伝の酒。
『旅の指さし会話帳 ラオス』にも載せた「薬酒」です。
第一弾がムカデ酒。
次が、何の効用があるのか分かりませんが、「蜂酒」。
そしてこちらが一般的な「ラオス漢方漬け込み酒」。
何の根っこか不明ですが、どのお家でもお勧めるする時の文句は「これで、絶倫だよぉー」です w
こんな感じで、基本的に何でもラオスの焼酎ラオラーオに漬け込むのがラオス流。
たいていのラオス人の家にいけばあります。ラオスでは大家族が普通。お父さんやおじいさんが、秘伝の酒を1本や2本は持っているものです。
作り方は人それぞれで、焼酎や漬け込む薬種を、田舎の親戚から送ってもらうことも。
このため基本的には、どこかで買える、というものではありません(ルアンパバーンなどの観光地や、観光客向けのモーニングマーケットなどで、観光客向けに作られたサソリ酒やヘビ酒などは売っています)。
ラオスの人たちは、西洋医療よりも、こういったもののほうを本気でありがたがります。文字通り「薬酒」なのです。
●ラオスは酒飲みに寛容な国。
市場で店番をする女性たちが、昼間から酒盛り♪ といった光景も、そう珍しくありません。
ストレスが少ない国なので、絡み酒のような酔い方をする人も見かけません。
ぜひ、おいしい酒を飲みに、ラオスを訪ねてみてください!
(ラオスのビール(ラオスの酒第2話)につづく)