マレーシアの配車アプリGrab
『旅の指さし会話帳 マレーシア』の著者、戸加里康子です。
●空港で待ちぼうけ、そんな時はGrab
今、マレーシアを旅行中ですが、今晩飛ぶはずだったフライトが台風の影響でキャンセルになってしまいました。航空会社がホテルを用意してくれたのですが、ホテルに向かうはずのバスが全然現れず、30分以上空港で待ちぼうけを食らっています(本題とは全く関係ありません)。
バスを待つ間、前回別の機会に書きますと約束したGrabについて書きたいと思います(前回はクアラルンプールのスバン空港と市内を結ぶSkypark Linkについてレポートしました。ただし乗車できませんでしたが、、、詳細はこちら)。
その時も、最後はGrabに乗ったのですが、今回もバスが全然来ないとなれば頼れるのはGrabです。日本では使われずにいる間に、世界各国で急速に普及している配車アプリの一つです。
『旅の指さし会話帳 マレーシア』でも、2018年2月の、第二版8刷からGrabを追加しています。
●アプリGrabの概要
Grabは元々マレーシアで始まったタクシーのモバイル配車サービスだったのですが、今は東南アジアのほとんどの国にサービスが広がり、一般の人が自分の車でタクシーサービスをする乗用車の配車サービス、バイクタクシーや相乗りサービス、宅配サービスなどもしているようです。
マレーシアではGrabと言えば、乗用車の配車サービスを指します。マレーシア、特にクアラルンプールのタクシーは、①乗車拒否をする、②ぼったくる、と非常に悪名が高く、鉄道網がかなり整備されてきたものの、中心部以外を動くときは、車がないと大変だったのが、Grabのサービスが普及して、本当に本当に、移動が楽になりました。
●Grabが使える地域
Grabは、クアラルンプール近郊だけでなく、ペナン、ムラカ(マラッカ)、ジョホールバル、イポー、コタバル、クアラトレンガヌ、ランカウイ、コタキナバル、クチン、ミリでも使えるそうです。
クアラルンプール近郊以外では使ったことがないので、他の都市のことはよくわからないのですが、コタバルで使った人は便利だと言っていました。クアラルンプール以外の都市であれば、市内交通のための鉄道がないので、むしろそういう所の方がGrabの利点が発揮されるのかも知れません。
●利用者登録の注意
マレーシアでGrabを使おうとする場合の注意事項です。
利用者登録をする際にはSMSの認証があります。そのため、日本の携帯をそのままマレーシアで使う場合は、日本でアプリを入れて、利用者情報を入力して、SMSを受け取り、登録を済ませておくことをオススメします。
マレーシアに到着後にこういった登録をやろうとすると大変です。
結局1時間以上待って(しかも何故かターミナルの外で!)やっとバスが来たので、ただいまホテルに向かっています。
次回、Grabの使い方を説明します。