ポーランド「自転車の5月」とは?
「旅の指さし会話帳ポーランド」著者の岡崎貴子です。
ポーランドで5月に行われた、「自転車の5月(Rowerowy Maj)」を紹介しましょう。
「自転車の5月」は、幼稚園、小学生、中学生の子供たちやその先生たちが「車輪のついたもので通学・通勤する」、というキャンペーン。
ポーランド全土で、ここ数年の間で急速に参加する学校や市町村が増えていて、首都ワルシャワでは今年で3回目。全国では実に約550校もの学校がこのキャンペーンに参加しています。
「車輪のついたもの」が何かというと、車輪がついた乗り物全般のことで、自転車、キックボード、インラインスケート、ローラースケート、スケボーなどが含まれます。
このキャンペーンの目的は、子供たち、そしてそれを取り巻く親や、大人、そして普段自動車を利用する大人たちが、人間として社会のなかでどのように自然とうまく共存していくのかを考え、そして健康や自分達をとりまく環境について大人も子供も体感しながら学んでいく、ということです。
毎年この時期が近づくと、学校には警察官など専門家が訪れ、公道での自転車の道路交通法規、自転車の乗り方、扱い方、メンテナンスなどの講習を行い子供たちに詳しく教えます。
そして5月が始まり、それぞれが思い思いの乗り物で、学校に通うことになります。
「自転車の5月」のFacebookページがあるので、ぜひ見てみてください。
ポーランドの子供たちや、街の感じも感じていただけると思いますよ。
https://www.facebook.com/RowerowyMajWarszawa/