夏のポーランド、ピンクのスープ!
『旅の指さし会話帳 ポーランド』著者の岡崎貴子です。
★ビックリするほどのピンクのスープ
たくさんの種類があり、オールシーズン楽しめるポーランドのスープ。
その中でも一度見るとその見た目から忘れられないインパクトのある、夏場に食される冷たいスープ、chłodnik(フォドニク)についてご紹介します。
このスープは、ビーツとその葉っぱをふんだんに使って作られるため見た目は真っ赤、またはショッキングピンク。
味は野菜ブイヨンベースでビーツの甘さ、ケフィアやヨーグルト、サワーミルクなどの酸味が加わり、とてもさわやかです。
伝統的な家庭料理の一つで、それぞれの家庭で入っている野菜も味も異なりますが、ビーツの他はほそく細かく切られたキュウリやラディッシュ、そこに固ゆで卵、味のアクセントとして仕上げにディルや細ねぎがあしらわれています。
ビーツは「テーブルビート」とも呼ばれ、日本でも最近その栄養価の高さから注目されています。日本でも買える材料を使って作る簡単なレシピををご紹介しますので、ぜひ挑戦してみてください。
★chłodnik(フォドニク)のレシピ
~材料 (4人分)~
●ビーツ(テーブルビート) 大1つ
●野菜のブイヨンスープ 500ml
●ケフィア又はヨーグルト(無糖) 400ml
●生クリーム 300ml
●キュウリ 1本
●ラディッシュ 6個
●ゆで卵 2つ
●ディル、細ねぎ 少々
●酢 小さじ1
●塩、コショウ 少々
~作り方~
1 ビーツ(テーブルビート)を洗い、皮を剥き、細かく刻む
2 野菜のブイヨンスープに刻んだビーツ(テーブルビート)を入れ、中火で20分ほどゆでる(柔らかくなっていれば火を止め冷やす)
3 2の温度が下がったら、ヨーグルト、生クリーム、刻んだキュウリ、ラディッシュを入れ混ぜる
4 酢を加え、塩コショウで味を整える。
5 お皿に盛り付けた後、半分に切ったゆで卵を入れ、飾りにディル、細ねぎを刻んだものをちらす。
smacznego!(スマチュネゴ/召し上がれ)
日本の暑い夏に栄養たっぷりのポーランドの冷たいスープ、試してみてください。