災害時の訪日外国人旅行者への多言語対応
日本を訪れる多くの外国人観光客が、急な災害に直面し、どうしていいかわからずに困惑する様子がメディアでも取り上げられています。
外国人観光客や言葉のわからない在日の外国人にも情報を確実に伝えることが大切です。
訪日外国人観光客向けの支援ツールとして、「指さし会話」が少しでも助けになればとの思いでお作りしています。
近くで困っている外国人の方に話かけたくても、どう伝えていいかわからないといった日本人の方にもご利用いただき、
会話を通して生まれる安心感を共有いただければと思ってます。
これまでの大きな災害時に「多言語支援 指さし会話ツール」をお作りし、無料提供しておりますが、
早くから災害対応に取り組まれている地域や企業様がいらっしゃいます。
草津温泉旅館協同組合様(指さし会話アプリ)災害対応用
草津温泉旅館協同組合様向け「指さし会話アプリ」の第2弾として、災害対応用を製作いたしました。
地震・停電・火災・水害・火災などの災害時に、外国人宿泊客を安全に避難誘導するためのアプリです。
とっさの災害時、言葉が分からず不安になる外国人の方々を適切に誘導、
初動対応を行うために必要なフレーズが収録されています。
避難後の安全確認、水道やトイレ・WiFiなどライフライン情報の提供、
周辺の交通状況などを伝える際にもご利用いただけます。
株式会社グリーンズ様(緊急時避難誘導指さし会話シート )
全国に展開中のコンフォートホテルなどを運営する株式会社グリーンズ様向けの「緊急時避難誘導指さし会話シート」を制作いたしました。
地震や火災など万が一の災害時に、外国人宿泊客を安全に避難誘導するための指さし会話シートです。
2018年7月にすべてのコンフォートホテル、コンフォートイン、コンフォートスイーツに導入しました。
神奈川県旅館ホテル生活衛生同業組合様(防災用避難誘導 指さし会話シート)
神奈川県旅館ホテル生活衛生同業組合様に神奈川県の旅館ホテル向けの「防災用避難誘導 指さし会話シート」を制作いたしました。
地震・津波、火山噴火、風水害の際に使えるフレーズの他、
ピクトグラムの説明や災害情報提供サイト等に関してもご案内しています。
箱根を含む、県内の宿泊施設に配布予定です。
沖縄県様(災害時用多言語指さし会話)
沖縄県様向け「沖縄観光危機管理 災害時用多言語指さし会話」を制作いたしました。
沖縄県を訪れた外国人が災害に直面した際に、観光関連施設に勤務するスタッフが誰でも正確・簡単に外国人に対して適切な避難指示等を行うことができる体制の構築を目的として、停電、火災、地震、津波警報発令等のケースにおいて役立てることを想定しています。
いわき市国際交流協会様(指さし会話シート)
医療・防災編」には、緊急時の避難誘導や病気・ケガの症状を確認する際に使えるフレーズをまとめました。
とっさの対応が必要な時、言葉の通じない外国人観光客とも慌てずにやり取りができるよう、
「体の部位」「症状」「気持ち」をカテゴリごとに分け、「足」「痛い」「病院に行きたい」といったように
言葉を組み合わせることで、スムーズにコミュニケーションを図ることができます。
この他、日本ならではの標識のご案内や、多言語で情報提供しているWEBのQRコードなども掲載し、
外国人観光客への支援ツールの役割も果たしております。
<法人様向け指さし会話帳制作について>
指さし会話帳は、旅行会話としての用途だけではなく留学、ホームステイ、海外出張、語学学習のほか、災害時の人道支援の際にもご活用いただいております。
法人企業向けのソリューション事業としてオリジナル版の制作も行なっており、近年は、訪日外国人観光客対応用としても「指さし会話コンテンツ」が提供しています。
詳しくはこちらをご覧ください。
※「旅の指さし会話帳」および「YUBISASHI」は情報センター出版局の登録商標です。