初めて行く国で外国語を話す!! ヨーロッパ海外旅行体験記
『旅の指さし会話帳』を使ってきました! <ドイツ・ベルリン編>
指さし会話帳、編集担当のHです!
今年の6月にロンドン、ベルリン、イタリアを旅行して、指さし会話帳を何度も使って来ました!
ヨーロッパに行くのは初めてでしたので、指さし会話帳を使いながら旅をするのが新鮮で、楽しくて(^-^)
言葉を指さして、話すと通じる
~初めて『指さし会話帳』を使った時の驚き~
こんなに指さしを使って楽しかったのは、指さし会話帳創刊前の1997年に、指さし会話帳試作版を持って、タイ、インドネシア、香港を旅行した時以来です!
当時はコミュニケーションシートという仮タイトルで、準備が進んでいました。
手書きのシートをカラーコピーして、キンコーズで簡易製本してもらった試作品です。
これが現地でホントに使える物か? そのトライアルでした。
最初に使ってみたのは、成田空港からキャセイパシフィック航空に乗り、最初に着いた香港の空港です。
掃除をしている50代半ばくらいの女性に、「バス停」という言葉を見せながら“バーシージャム”と話すと、拍子抜けする程あっさりと通じました。
「あっち」と教えてくれたのです。
外国でバス乗り場の場所を尋ねようとして、それを通じさせるのは、けっこう大変なもの。
現地の言葉を知っていても発音が悪ければ通じない。
英語で話してみようにも「バスって英語でもバスでいいのかな?」とか迷ったり、バスストップとか、バスステーションみたいな言葉を知っていても、話し相手がその言葉を知らなければ通じません。
そもそも、英語の発音も全く自信がない。
そんな訳で、バスに乗る場所にたどり着くにも一苦労するのが普通なのに、指さし会話帳の試作品を使ったら、一瞬で通じました!
この時の驚きは忘れる事ができません。
鉄道で、買い物で、外国語を使ってみる
~今回の旅で使った「指さし会話」~
#車内でマキアートを頼む
旅行4日目、この日はロンドンからベルリンまで鉄道で移動しました。
ヨーロッパの車窓の景色、綺麗ですね。
美しい緑、レンガ作りの建物、畑の中の並木道、、、こんな風景を見ながらの旅、最高です!
その時乗っていたドイツ版新幹線では、車内販売がありました。
オシャレな老眼鏡を掛け、香水の匂いを振りまきながら歩くおじさんに注文すると、コーヒーやビールを頼むことが出来ます。
ただこういう時の注文って躊躇しませんか?
「ちゃんと通じるかな?」「コーヒーってなんて言うのかな?」
「どうせならただのコーヒーよりはカフェラテとか頼みたいけど、あるのかな?」
等々です。ちなみに私はドイツ語をまったく話せません。
そこで登場したのが『旅の指さし会話帳ドイツ』!
ページをめくってみると、飲み物ページにコーヒーなどなどの飲み物が並んでいます!
これで注文してみることにしました。
香水の良い香りを振りまきながら、通りかかったおじさんにページを見せて、「ラッテマキアート」を指さして話してみます!
そして、、、、、通じるのか! どうか、通じますように! 神よ! と思う間もなく、あっさり通じました。
ほっ( ´-` ).。oO
ドイツでも普通にマキアート飲むんだなと発見でした。
#香水を買う時の、ホントに単純な一言
ベルリンで泊まったホテルの近くに、香水屋がありました。すごく綺麗な店構えに一目惚れ!
ここでお土産を買ってみよう!と入ってみました。
店内には、香水の瓶がズラリ!
価格も書いてあり、10mlで10~11ユーロとのこと。
だいたい1200~1400円くらいです。
実は店構えを見て、1万円くらいからだったらどうしよう?とビビってたのですが、これなら、お土産に買えそうです。
奥から出てきた、店主らしきご婦人に、嗅いでみていい?と聞きます。
この辺はジェスチャーです。
ズラッと並んだ瓶を手で示して、そのフタを嗅ぐマネをすれば、ちゃんと通じます。
ご婦人はどうぞどうぞとうなずきます。
端の瓶から、フタを取って嗅いでいきます!
それぞれの特徴があり、日本ではくどすぎる感じのもの、重いの、軽いの、大人っぽいの、若々しいの、、、
その中で、自分の好きなものをメモしていきます。
だいたい100くらいの香水をかいで、メモしたのは8つくらいでしょうか。
そして気づきました。
私、編集者Hは日本の普通のオッサンで、香水を付けたことはこれまでありません。
でも、ヨーロッパは男も結構香水付けるみたいだし、自分用にも買ってみてもいいんだな! そう気づいたのでした。
ベルリンの街で見かけた香水店で、自分用の香水を買い、それを付けて旅行を続ける。
なんだかカッコよくないですか? これは名案!
ただ、たぶん、香水には男性向け、女性向けがあり、それを聞いて選ぶ方がよいだろうと思いました。
男、女と言えばわかってくれるだろうと、ご婦人店主に話しかけます。
マン オア ウーマン?
何言ってるのかしら?という反応です。
そうか、もしかしたら、こういう時はman womanではなくてmen womenと言うのかも!と思い、
メン オア ウーメン?
と言ってみましたが、全然通じない。
私の英語は無茶苦茶ですが、旅行経験は多いので、そこそこ通じます。
でもこのご婦人店主はほぼ英語は出来ないと分かりました。
外国人客もほとんど来ないのでしょう。
そこで、指さし会話帳の登場です。
18ページの「街を歩く」にトイレが載っていて、そこに「男、女」と載っています。
この言葉を指さして「へれン、ダーメン」と言ってみます。
果たして、こちらの意図は通じるのか! どうだ? 通じてくれ!頼む! と思う間もなく、驚くほど完璧に伝わりました!
ご婦人店主はいきいきとした仕事モードの表情で、説明をはじめます。
私がメモした香水について、これとこれは女、これとこれは男、これはどっちもいい、男はこの辺もいいわよ、嗅いでみて!
よどみなく説明が続いて止まりません。
なんで、これほど的確に伝わるのかというと、コミュニケーションで大切なのは言葉だけではなく、その状況や、そこまでの流れも大きく影響するからです。
香水を買おうとして迷ってるけど、この人は誰に買うのかしら?などなど、向こうは向こうで考えている。
だから、一言話すだけですが、その一言は、ものすごくたくさんの意味を含みます。
この時の私の言葉は、
「全部かがせていただいて、気に入ったものをメモしたんですが、この中で男もの、女ものがあったら教えてもらえますか?」というくらいの意味を持っていて、ご婦人店主にもそう聞こえているはずです。
指さし会話帳の言葉は片言ばかり。
あんなので話せる内容なんて、たいしたことないよ。
語学の堪能な方に、そう言う感想を持つ方は多いですが、指さし会話帳で実際に話して通じた時の感触は、だいたい単語数で言うと20倍くらいに伝わっているという体感はあります。
このなかなか通じない言葉が通じた時の快感は、ヤミつきになります。
今まで指さし会話帳を支持してくださる方が多いのも、その楽しさを経験された方が、たくさんいるからなのだろうと思います。
さて、男向け、女向けがわかったところで、バラの香りの香水があれば、教えてもらいたいな、と思いました。
また英語で
ローズ
と言ってみます。
でも、まさかのこれも通じません!
ローズくらい、日本でも通じるのでは?なぜそのくらいわかってくれない?と思いましたが、しょうがありません。
再び指さし会話帳の単語集で薔薇を探し出して、見せてみます。
あーなんだ、バラね!
また、一瞬で通じました!
教えてもらったバラの香水はそんなに好みではなかったので、やめておきました。
こうして、土産用と自分用の香水をゲット!
実は旅行中、ヨーロッパはとんでもない猛暑だったので、汗だくで街中を歩いていました。
なので、旅行中ずっとこの香水を付けていました。
付けておいても、すぐに汗で流れてしまうくらいで、強すぎるかな?等々考えることもなく使えました。
そんなわけで、この香水はとても役立ちました。