タイ「バンコクアレルギー」のスターたち
「旅の指さし会話帳・タイ」の著者、加川博之です。
タイの大ヒット曲『バンコクアレルギー(ภูมิแพ้กรุงเทพ)』。
このPVを見ると、「あれ? これどういう配役なの?」と思うところ。
まず、男女のカップルは歌手ではない。
バンコクからやってくる若者は、俳優の「ニウ」。タイとベルギーのハーフだ。
นิว ชัยพล จูเลี่ยน พูพาร์ต(ニウ チャイヤポン ジュリアン プパーッ)で検索すると、たくさんイケメン画像が出てくる。
つづいて、田舎の娘役はバンコク出身の「プレウ」。こちらもแพรว เฌอมาวีร์ สุวรรณภานุโชค(プレウ チューマウィー スゥワンナパーヌゥチョーク)で検索すると、モデルっぽい画像がたくさん出てくる。
では、歌手は誰かというと、PVをよく見ればわかるとおりで、村長役の男性歌手「パーング」(ป้าง นครินทร์ กิ่งศักดิ์/パーング ナカリン キンサック)と、その妻役の女性歌手「タカテーン」(ตั๊กแตน ชลดา/タカテーン チョンラダー)だ。
二人はいずれもデビュー15年以上という売れっ子&ベテランだが、ジャンルが違う。
男性はタイのポップス、女性は田舎っぽいベタな歌謡曲の歌手。
つまり、PVの内容と同様に、都会的なものと田舎っぽいものが出会うコラボとなっている。
実はこの二人は『指さし会話帳・タイ』に登場している。
「パーング」は2003年2月刊行の[第二版]から、2009年11月の[第三版]第1刷まで掲載されていた(第2刷で他の歌手に差し替え)。
「タッカテーン」は、2009年11月の[第三版]第1刷から登場。現在の最新版にも掲載されている。
『指さしタイ』を持っていたら、ぜひ見てみてください。